僕が自由を証明しようと思う

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ショパンとリスト、ロマン派を代表する2人の大作曲家による心温まるエピソード

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ぼくは7才から22才までの15年間、ピアノをやっていました。 

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なかでもクラシックはメインに演奏していたんですが、やっぱり王道なのはショパンとリスト。そしてたまにラフマニノフ。

というのが、ぼくのレパートリーでしたね。

特に大好きだったショパンとリスト。今でも発表会で演奏した思い出深い曲なんかはよく聴きます。

現役の当時なんかは、ピアニストによって同じ曲でも全く違うので、同じ曲の別ピアニストの聴き比べをしまくっては、自分の思い描く風景と合った表現のピアニストを参考にして練習をしていたものですね。

 

 

ロマン派を代表する2人の大作曲家

1800年代前半、いわゆる『ロマン派』と呼ばれる時代に活躍していた作曲家です。

200年経った今でも、この2人の作品は特に多くのリサイタルなどで演奏されています。非常に凄いことだと思います。

 

2人はこんな呼ばれ方をしています。

  • 『ピアノの詩人』フレデリック・フランソワ・ショパン
  • 『ピアノの魔術師』フランツ・リスト

 

天才ピアニストとして名を馳せていたのですが、2人の特徴は正反対でした。

言ってしまうと、華やかな演奏で女性にもとてもモテていたと語られるリストは『陽』ですね。一方で地味で目立たないようなサロンでの演奏を好んでいたショパンは『陰』という表現がぴったり。

 

そんな2人のおもしろいエピソードがあります。

 

 

「作曲家」としてのショパン、「ピアニスト」としてのリスト

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天才ピアニストの顔が強かったリスト

先にも述べましたが、ショパンは非常に内気な性格だったと言われています。演奏する場所も専ら貴族の主婦が主催するようなサロンなどがほとんどだったそうです。

対するリストは、現在でいう演奏形式「リサイタル」を初めて行った人として知られています。そういう意味では大ホールでの演奏を得意としていたようです。

 

とても両極端な2人ですが、リストはショパンの作品にずっと一目置いていたんですよね。

リストは、どちらかというと「ピアニスト」として超一流だったことがとても有名。どんな曲でも初見で弾いてみせたと言います。

専門家の間ではいまだにこのリストを超えるピアニストは現れていないとまで言われているそうですよ。

 

そんな天才リストが唯一"初見"で弾けなかった曲があった

ただ、そんな天才もショパンの練習曲作品10だけは初見で弾きこなせなかったそうです。 それが悔しくて、リストは数週間拠点のパリから姿を消し、全てを完璧に弾きこなして帰って来たそうです。

それに驚愕したショパン自身が練習曲作品10をリストに献呈したという話は、クラシックファンの間ではあまりにも有名ですね。

 

作曲家としてピアノで詩を書きつづけたショパン

ショパンはバッハとモーツァルトをとても敬愛していたと言います。その証拠に彼自身の作品の中で影響を受けているのがあります。

例えば、「24の前奏曲集」はバッハの「24の前奏曲とフーガ」の影響を明らかに受けていると言われていますよね。

 

ショパンは主にピアノ曲を作り、とても美しい旋律の数々を生み出し、後世に渡り万人の心を引き付けるその音楽はまさに「ピアノの詩人」そのものです。

 

リストは当時はどちらかというとピアニストとして有名だったそうで、その演奏スタイルや、他を引き付けない圧倒的なテクニックで女性からも物凄くモテたと言われています。

そして、彼は同年代のショパンの曲をよく好んで弾いていた、というのも微笑ましいエピソードですね。まさに「ピアノの魔術師」そのものです。

 

リストが命名した、ショパンの有名曲

最後に有名なショパンの練習曲で、「革命のエチュード」という曲があります。 この『革命』という副題を付けたのは、他でもないフランツ・リストです。

 

ぼくは現役当時、練習している曲に感情を乗せるために、よくその曲が作られた背景や歴史を勉強していました。

そんな中で印象深い、正反対な2人の天才による、ちょっとした心温まるエピソード。

 

 

おすすめの名曲セレクション

最後に、ぼくが個人的に好きなピアニストの演奏をご紹介します。

クラシック好きな方は、ぜひ参考にしてみてください!

 

ピアニスト:アシュケナージ

アシュケナージによる、驚愕のショパン全曲集です。

ショパンのピアノ独奏曲をなんとすべて弾きこなしている名盤。ショパン好きなら誰しもが保持したい一枚です。

 

ピアニスト:ユンディ・リ

ショパンピアノ国際コンクールでは優勝経験をもつ天才ピアニストです。

とにかく鍵盤のタッチが繊細で、音色がキレイ。大好きなピアニストです。

 

リストの『ラ・カンパネラ』が収録されているアルバム。

ユンディ・リの『ラ・カンパネラ』は激ヤバです。次元の違う超絶技巧を堪能してください。

 

ピアニスト:ラン・ラン

ユンディ・リが「柔」だとしたら、ラン・ランは「剛」。

男らしい迫力のある演奏が持ち味です。ラン・ランの打鍵の強さ、アクセントの激しさ、情熱が鍵盤越しに伝わってくる演奏スタイルは魅了されます。

 

以上、おすすめのピアニストを一部ご紹介しました。

200年経っても演奏され続けるってすごい…。ほんと作曲家って偉大ですよね。