仕事をつまらないと言う人は、『楽』を『楽しい』と勘違いしている
なにかと「仕事めんどくさい」「仕事疲れる」から、仕事はつまらない。という人がいます。
ようするに、仕事はラクじゃない、と。当然です、ここは賛成。
ただ、ラクじゃないからつまらない、という点。これについては同意できかねます。
『ラクじゃないから、楽しいでしょ。』
仕事はラクじゃないから、楽しめるんです。ぼくは部下や、周りの知人などが仕事をつまらないと感じる理由のひとつは、「ラクする方法を選ぶことに必死だから」だと思います。
ラクをすることは、自分を楽しくする方法とは真逆なことなんです。
ラクをすればするほど、対象に飽きてくるのが人の性
きっと仕事をつまらなくしているのは、この勘違いを招いているみなさん自身にもあります。
ゲームなんかもそうでしょ?
たとえば「ドラクエ」をやってるとします。あなたはラクをすることを選んで、スライムばかりを倒し続けますか?
おそらく、やりません。なぜならラクだけどつまらないから、ですよね。スライムなんてぼーっとしてても倒せるから、めちゃくちゃラクですよ。でもつまらない。
これって、仕事でもなんでも一緒だと思います。
ストレスなく、ラクに進めることほど、実は楽しくないんです。思考停止で作業ばかりやってるのはラクであり、つまらないんですよ。
でも多くの人が、仕事に限って言うと、ラクする方法を模索する。なんとかしてめんどくさいミッションから逃れようとする。
だから、つまらなくなってしまっているのでは?と思うんですね。もちろんこれがすべての要因ではないですが、少なからず関与していると思うのです。
『充実』というのは「楽」からではなく「楽しい」から生まれる
謎の主婦として独自の恋愛観を語り人気のある、DJあおいさんのブログの中にある「『楽しい』にあって『楽』にないもの」という記事に、とても共感しました。
(太字はぼくが施しています。)
『充実』というものは『楽』ではなく『楽しい』なんですよね
『easy』ではなく『enjoy』なんですよ
その違いはストレスの有無です
『楽』というものにストレスはありませんが
『楽しい』というものにはストレスがあります
何が楽しいって、何かを成し遂げたときにそれまで蓄積されたストレスが一気に霧散するようなあの感覚
あれが気持ち良くてたまらないんです
あの瞬間が『充実』なんですよ
本当にその通りだと思います。
ぼくは、「仕事がつまらない」と愚痴っぽい人の多くは「easy」を求めている気がしてなりません。
上記の「ドラクエ」の例ですが、easy=飽きるんですよ。だからつまらなくなってしまうんです。だけど、なぜか仕事に関しては、できる限りeasyな方向に向かおうとしてしまう。自分で自分をつまらなくしている人って多いと思うんですよね。
「仕事がつまらない」という人は、楽しくなる工夫をしているか
ラクする工夫ではなく、楽しくなる工夫はしていますか?
楽しくなる工夫、それはずばりチャレンジです。常に上を目指してチャレンジすることですよ。
チャレンジするということは、自分に負荷がかかるのでストレスが生まれます。
ただ、その結果、
- 新しいことを覚えたとき
- 仕事を通じて自分の成長が自覚できたとき
- 数字やKPIに直接がんばりが結果となって返ってきたとき
- その結果、昇進・昇格して新たな環境が手に入ったとき
- 収入も上がり、公私ともに余裕ができたとき、遊び方が変わってきたとき
そういった瞬間が、それまでの負荷やストレスはすべて『やりがい』という達成感に変わって、散って行くんです。
自ら、そういう状況に追い込み、チャレンジし、楽しくなる工夫をした上で「仕事がつまらない」と本当に言ってますか?
それもやらずに、ただ「つまらない」と発言している人は、ただの堕落以外のなにものでもありませんよね。
いかに「やるしかない」という状況を自分にもたらすか
人は、本来とてもだらしないし、なまけたい生き物。
ぼくなんて仕事をしていなければ本当クソみたいな人間です。だからこそ、仕事に人間形成してもらっている、とさえ思っています。
自分がナマケモノのクソ野郎だと自覚しているから、常に「やるしかない」という状況を作ってきました。
- 期限の切られてない依頼も、自ら「○日までにやります」と期限切ることでやるしかない状況を作る
- 業績が悪くても、「今週の数値は絶対に上乗せさせます」とコミットメントして、やるしかない状況に追い込む
というように、人はいかに「やるしかない」という状況を作って、自分に本気を出させる環境を強引に演出することができるか。だと思います。
これは、やろうと思えば誰でも全員ができるはず。ですが、やっぱりストレスが掛かるし、なにより大変です。ラクじゃなくなる。
全員ができることを、あえてやらずにラクを選んでいるだけなんですね。そして、結果的に仕事を楽しめてないだけなんです。
本当に、一度でいいから仕事で「ラクする努力」ではなく、「楽しむ努力」をしてみてほしい。その上で言ってくれ、と。
そもそもチャレンジすらさせてくれないような、年功序列文化の会社や、出る杭は打て!的な古臭い会社に身を置いている方は、それは「今すぐやめましょう」とぼくも言います。
それは絶対に楽しくならないことに強く同意します。今すぐ!やめましょう。
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楽な道は楽しくない道、楽しい道は楽じゃない道
DJあおいさんの同記事「『楽しい』にあって『楽』にないもの」より、
楽な道は楽しくない道
楽しい道は楽じゃない道
ですからね
これめっちゃ名言だと思います。
すごく大事なマインドなので、もう一回書きます。
楽な道は楽しくない道
楽しい道は楽じゃない道
名言だなぁ〜。これ、本当です。