僕が自由を証明しようと思う

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もしもこの世に自分が生まれていなかったら…って考えたことありますか?

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いきなりきもい質問ですけど、「もし、この世に自分が存在していなかったら。」って考えたことありますか?

 

というのも、ぼくの大好きな映画で『素晴らしき哉、人生!』という作品があるのですが、久しぶりにこの映画を観て、すごく考えさせられました。

この映画は、主人公に数々の悲劇が襲い掛かり、投げやりになった彼はこう叫びます。

 

「いっそ俺なんて生まれて来なければよかったんだ。」

 

その瞬間、彼の存在していなかった場合の世界に変わり、もしも主人公の彼が存在していなかったら、関わっていた周りの人々の現実がまったく別の運命になっているんだよ、ということを教えてくれる映画なんですよね。これがとても深いんです。

 

 

人間ひとりひとりが、必ず「現在」を創り上げる役割を果たしている

この世に生まれて、意味のない人なんていない。

生きていることには必ず意味がある。

 

そう強く想える、メッセージ性の強い作品なんです。

ぼくもそうですが、多くの人が「たいしたことのない」ただの人です。

ですが、たいしたことない自分だから、実は多くの人の人生に関わっている自分に盲目的になってしまっているだけなんですよね。

ぼくらは多くの人の人生に関わっているし、もしぼくらと関わっていなければ周りの人は、良くも悪くもまったく違った現在になっているはずなんです。

 

妄想その1 「もしも今の家族に自分が生まれていないと仮定したら…」

例えば、兄弟のいる人。ぼくにも妹がいますが、もし自分が存在していなければ、妹は「一人っ子」であったか、「弟か妹」を授かる運命に変わるわけです。

絶対に、妹の性格は別の人格になっているでしょう。性格が変わるので、おのずと現在の妹の周りに寄って来る友人も、まったく違ったコミュニティになります。そうすると、価値観も変わり、現在の職業や恋歴もまるっと変わりますよね。

両親はどうでしょうか。長男のぼくが生まれず、先に長女として妹が生まれます。

育て方が変わりますね、かけるお金も変わるでしょう。家族で出掛ける場所もきっと変わりますね。もしかしたら、その後に生まれたのがまた女の子で、どうしても男の子が欲しくて、3人の子供ができてたかもしれません。

そうなると、当然ですが両親の親としての顔や、プライベートに使う時間がまるっと変化します。

 

妄想その2 「もしも自分が存在していなかったら今の友だちや恋人はどうしてるかな?」

これまで生きてきた中で、あなたに影響されている人は絶対に【1人以上】はいるんです。0人ってことは有り得ないと思うんですね。

例えばですが、

  • 学生時代に、「このバイト一緒に受けよう」と誘ったことはないですか?
  • 合コンなどの出会いの場に、友人へ声をかけて参加したことはないですか?
  • クラブに一緒に行った友人は?食事に誘った人は?
  • あなたが告白して、あなたきっかけで付き合った恋人はいませんか?
  • 旅行に誘った友人は?
  • 本を誰かに貸したことは?映画に誘ったことは?

なんでもいいんです。本当に小さい些細なことでいい。

あなたがきっかけで、その周りの人が共感し、少ない時間でもあなたに提供した人は絶対に今まで【1人以上】います。

もし、自分が存在していなければ、その人の「あなたに提供した時間」はなかったことになりますよね。っていうことは、もしも自分が存在していなければ、「あなたに提供した時間」が別のことに割り当てられることになります。そのちょっとした時間があるかないかだけで、その人の運命が、イマが絶対に変わっていると思うんですよね。

 

そう考えると、人間ひとりひとりの存在している意味というのを、凄く重く受け止められてるんですよね。

 

 

この世に「必要のない人間」なんていない、有り得ない。

この映画は、『必要とされない人間なんてひとりもいない』ということをそれはもう心の底から確認できます。

どんな能力の低い人だって、どんなに頭の悪い人だって、どんなに運動音痴な人だって、どんなにひねくれた性格悪い人だって、ハゲデブクレイジーなくせにプレイボーイな人だって、絶対に絶対に存在している価値が転がっています。

 

周りの『誰か』は、あなたがいなければ、イマは存在していない。違ったイマになっているんです。

もしかしたら、考え方を変えると「違ったイマ」は、現実に起こっているイマ以上の幸せなイマだったのかもしれない。でも、そんなことはもう分からないんですよね。だって、あなたは生まれて存在しているわけだから。

そんな一生悩み続けても、答えの出ない問題は考えずに、どんな人だって周りに少なからず影響を与えているんだ。という事実を確認しましょう。

生きているんだ!と強く実感しましょうよ。

 

世界は「あなたがいるから、イマのぼくがある。ぼくがいるから、イマのあなたがある。」で成立しているんだ。

1ピースでも欠けたらパズルの完成は絶対に有り得ません。

それと一緒で、周りの誰かが欠けていたら、"イマ"は絶対に成り立っていないんです。

 

1日の中で、あなたは笑顔になっている瞬間はありますか?

その瞬間があれば、それは1ミリでも関わりのある、周りのおかげです。1人でも欠けていたら、今日の笑顔は生まれていないのかもしれない。

 

周りの人は、笑顔ですか?

であれば、それはあなたが存在しているおかげです。もしも、あなたが生まれていなければ、その人は今日笑えていなかったかもしれない。 

 

すべて「~かもしれない」という妄想の世界ですが、でもそれくらい人ってちょっとしたことが、人生を形成する歯車の大きな役割を担っていると感じさせられます。周りへの感謝の気持ちが強くなって、これだけ清々しい気持ちになれる映画も珍しい。 

そんな人生観を深く深く考えさせられる、とても温かくて良い映画です。

 

素晴らしき哉、人生!

めちゃくちゃ古い映画で、白黒映画です。

白黒の映画でも抵抗のない方は、ぜひ一度観てみてください。歴史に残る不朽の名作に数えられるひとつです。

 

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