習い事にはピアノを強くオススメしたい4つの理由
ぼくは、7才から22才まで15年間ピアノをやっていました。
ピアノ以外にも、空手や書道、水泳、サッカー、塾などいろいろと経験していますが、どれも辞めている今となって強く思うことは、ピアノが与えてくれる財産の大きさです。
小さい頃の習い事って、大人になったときにはあまり応用できるシーンがないために、役に立ってないなぁ〜なんていうことが多いと思うんですが、ピアノだけは本当にオススメなんです!
今回はぼくなりにオススメしたい理由を書きたいと思います。
ピアノをやると脳が鍛えられて地頭が良くなる
いきなりですが、ぼくは学歴はバカみたいに低いくせに、社会に出てからはよく「地頭が良い」と言われます。それは勉強ができる・できないとは別の、要領の良さであったり、覚えの早さ等から「地頭が良さそう」と思われるようです。勉強はできません。
ぼくはピアノをやっていた人は地頭が良い人が多いんじゃないか、と思っています。
というのは、ピアノは「右手」「左手」がバラバラな動きをしますよね。あれ、ピアノに触ったことのない人がやろうとすると、全然できないらしいんです。同じ動きになっちゃうそうな。
それがピアノやってる人は自由自在に別の動きを取れるわけです。これが自然と左脳と右脳がいい具合にストレッチされているのだそう。
事実、脳科学者の方も「ピアノが脳にいいってホント? | 習い事の王道 なぜピアノを習うの?」というサイトで、下記のような見解を示しています。
「ピアノというのは、両手を並列かつ複雑に使い、楽譜を一時的にも記憶しながら演奏し、さらに次に弾く楽譜を先読みします。そして特に重要なのは両手を同じように使いますが、その使い方がまったく異なるという点です。これは他のものにはない非常に高度な行為なんですね。つまり、ピアノをやっていると、自然にすべての脳機能を高めてしまうというわけです」
ピアノをやると、脳のストレッチに有効というのは事実だということですね。
メンタルが強くなる
ピアノを習うと、必ず一年に一度「発表会」なるものがあります。
この発表会は、いわゆる日頃の練習の成果を発表する場なのですが、とは言え大衆の前で演奏することなので、それはもう緊張します。
「発表会」とは別に「コンクール」もあり、コンクールは競い合いなので、より強固なメンタリティーが身につくでしょう。
このやり直しのきかない一発勝負の舞台で、何十人もの前で練習してきたことを出し切る、という体験が半強制的、且つ定期的に訪れる環境に身を置けるわけです。
ぼくの人前に出てもあまり臆さない性格というのは、ピアノが少なからずその性格形成に一役買っているのは間違いないと感じています。
しかも、この時から「本番」という締め切りが設定されて、そこまでに必ず演奏曲を完成させる、という習慣が生まれています。
もちろん習っている当初は子どもだったので、特に意識はしていませんでしたが、ただ無意識に「本番」に間に合わせるために、
- いつまでに譜読み(楽譜を見ながらスムーズに演奏すること)は終わらせる
- いつまでに暗譜(楽譜を見ずに弾くこと)を終わらせる
- いつまでに原曲と同じリズムで演奏する、表現の細かい修正をする
というようなざっくりとした練習イメージは頭の中で描いていたように思います。
これは、まさに仕事と一緒だなぁと。期日や目標があって、そこから逆算してToDoやタスクを細分化し、マイルストーンを組むというようなことですよね。
だから、ぼくは社会のドアを叩いたそのときから、比較的このような仕事の進め方が普通でしょ、というような考え方を持っており、あまり他人から教わった記憶がないんです。
学生時代は得することが多い
学生時代は特に、「ピアノが弾ける」というのはちょっと特殊なスキルとして周りから認識されます。そしてひとつの立派なステータスになります。
音楽の教科書の音符に全てカナを振ってあげると一目置かれる
これピアノやってた人なら分かると思うんですが、リコーダーの授業とかで、楽譜の読めない人の音符にドレミファソラシドを振ってあげるんです。
ピアノをやってる人からすれば、音符は日本語の文章を読むのと変わらない感覚なので、造作もない作業だったりするんですが、それが当時は「すごーい!めっちゃドレミファ振るの早い!!」みたいな感じで、謎の注目と感謝をもらえます。
合唱コンクールでは絶対伴奏を担当するので目立つ
これはもうあるある過ぎますよね。
絶対に伴奏を頼まれます。やっぱり伴奏をやるのはクラスで一人だけなので、目立つんですよ。そのため、ちょっと目立つことに対して免疫が付くんですが、これはメリットだと思います。
大人になってからもやってて良かった!と思える習い事である
友人の結婚式などでピアノを弾くことで役に立てる
大人になってからでも友人の結婚式などでスキルを役立てることができます。
これってすごく嬉しいことなんですよね。
趣味として継続できる
安い電子ピアノを1台置いておけば、自分の趣味として継続し続けられます。
ぼくは現在32才で、ピアノから離れてから10年経過していますが、今でもピアノはやっぱり好きです。
それくらい大人になっても影響が残せる習い事ってなかなかないので、強くオススメですね。