外国人アルバイトさんを見ているとなんだか自分がちっぽけに感じるんだ
コンビニとか飲食店のチェーン店って外国人のアルバイトさん多いじゃないですか。特に都内はその傾向って強いですよね。
その方たちを見ると、なんていうかすっごく応援したくなっちゃうんですよ。
だってほんと一生懸命なんですもん。お客さんのオーダーも「絶対一回で正確に聞き取るんだ!」っていう強い意志が、彼らの目を見るとすごく伝わってくるのね。
誠心誠意、敬意を表したい
今日もランチにCoCo壱番屋に行ったら、外国人のアルバイトさんがいらっしゃいました。
CoCo壱番屋って、名札にわざわざ国旗が入ってるんですよ。あれどういうつもりなのかな?捉え方によっては、ものすごく嫌味な仕組みだと思うんですよね。
その店だけかな?ぼくが行ったのは渋谷道玄坂のCoCo壱番屋なんですけど。
まぁ、それはそうと、ベトナムの国旗の入った店員さんがいて、どの日本人よりも大きな声で接客してました。ぼくも帰り際に、「アリガトウゴザイマシタ!マタオコシクダサイマセ〜!」って気持ちよく言ってくれて。
思わず「また来ます、ごちそうさまでした^^」って返事してしまったよ…。
彼ら・彼女らは腹をくくっている
ぼくが彼らを尊敬する理由はひとつ。腹をくくっているように感じるから。
だって、日本語って日本でしか使えないわけですよ。
英語圏ならまだわかる。リスクを冒してでも挑戦するメリットは多大にある。
仮にアメリカでダメでも、例えば東南アジアのASEAN加盟国なんて、今や経済成長度で言ったら日本より上です。そういった発展途上国はほぼ英語が通じる。セカンドチャンス・サードチャンスをつかむ機会が残っています。そう考えると、冒すべきリスクであり、挑戦しがいのある合理的な選択肢ですよね。
たぶん、日本で就職を考えている学生さんが多いのかなぁと思うんですけど、言ってしまうと、もし就職できなかったら、もしくは就職してもすぐやめてしまったら、リタイアしてしまったら。日本語って、ほぼ役に立たない言語でしかなくなるんです。
そんな中、単身で日本に来て文化も言葉もわからない状態で、一生懸命にカタコトの日本語で接客する姿に、ぼくは胸を打たれます。
なんていうか、そんなリスクなんて一切考えていない目力。ある種の覚悟を感じるくらいの働くスタンス、取り組む真面目さ。
そう、彼らは必死なんだと思う。日本で失敗できない、失敗するわけにはいかない。という背水の陣で留学生活を送っているんだと思うんです。
そんな想いが姿勢で伝わってくるから、ぼくは応援したい。強く応援したい!
ぼくが彼らの立場なら、日本にくるという選択は怖くてできないだろうな、絶対に。英語の使える国に行くなぁって思うから。
だから感じる、彼らにはせめて日本に来てよかったって思ってもらいたい
自分で選んだ道とはいえ、人一倍孤独な想いをしているんだと思います。
ほんとは無邪気で、たくさん笑って、ノリノリな性格なはずなのに、怖くて出せていない方もたくさんいると思います。
せめて、日本に来たことに後悔はしないでほしい。日本を好きになってほしい。
たいてい、日本にくる外国人の方って、日本に良いイメージを持ってきている人が圧倒的に多い。そのポジティブなイメージをポジティブなままでいてほしいですよね。
単身で海外へ渡り、それも日本という国はちょっと内向的で閉鎖的な文化だから、馴染むのも大変だと思います。
そして、いざ来てしまえば、もうやるしかないんですよね。
生活のためにバイトするしかない。そのためには少しでも日本語を覚えるしかない。そのやるしかない!という環境に身を置くことで、彼らは行動に移せている気がします。
一生懸命な人を簡単にバカにできる最悪な人間
たまにいる許せないやつ。
がんばって注文を伺っている店員さんに対して「え?なんて?」「なんて言ってんの?もう一回!はははっ」みたいな最低な態度をとる客。
もうほんと消えろ、性根が腐っている。やりきれないくらい切なくなってしまう。
異国の地で、現地の人にそんなことされてみろ?傷つくに決まってんだろ。
言われる人によっては「自分の日本語が下手なんだ」と自分を責めてしまうことになる人もいるんじゃないですかね。
どうしてこんな前向きにがんばってる人を平気で傷つけられるんだろう。そういう人はむしろ不憫に見えてしょうがない。
こういう行為を取るような人が一番嫌いです。自分はそうそう人を嫌いになることはないんですけど、他人の一生懸命を無神経に踏みにじるような人だけは無理です。
彼らのように「やるしかない!」という状況に自分をもっていく勇気
彼らはまさに「やるしかない!」という状況だと思うんです。
最低限の日本語能力、読み書き、尊敬語・謙譲語。覚えることがめちゃくちゃ大変な言語です。ただ、覚えなきゃ友達ができない。働けない。生活できない。=やるしかない、なんですよね。
この状況が、彼らに良いハングリー精神をもたらし、行動力を呼んでるんじゃないかと思います。人ってやっぱりサボりたいし、楽したい生き物なので、いかに自分を「やるしかない!」という環境に無理やり持っていけるかってひとつの真理であると考えています。
だから、目標や夢を口にしている人って強いんだなぁって。口にしている分、やるしかなくなってるから!
ぼくは、外国人のアルバイトさんを尊敬していますし、すごく心が強い人なんだろうなぁって思いながら見ています。
誰にも見えないところで、普通に過ごしていたらつかないような傷がついている人もいると思うんですよね。彼らが日本に来てよかった、って思ってもらえるような国・街であったらいいなって心底感じます。
こういう留学生や住んでいる外国人を対象とした意義のあるスモールビジネス立ち上げられないかなー。おもしろそうだなぁ^^
彼らに比べたら自分なんて甘ちゃんでちっぽけだ!もっともっとがんばらなきゃなって思わされたので、ここに書きなぐりましたとさ。
※ただし、六本木に生息している怖い黒人のお兄さんはその限りではありませんw